春日井駅前メンタルクリニック

愛知県春日井市のクリニック(心療内科・精神科)


愛知県春日井市のクリニック(心療内科・精神科)
JR春日井駅の北口駅前1分 ミニミニ店舗上
〒486-0825 愛知県春日井市中央通1丁目88駅前第3共同ビル2階
電話0568-85-3705
春日井駅前メンタルクリニック公式ホームページ
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GW連休も終わり平常モードに戻りました。
JR春日井駅前も通勤や通学の人がぐっと増えました。
コロナウイルス感染症のため一部地域で緊急事態宣言も発令されており、人の数はこれでも控え気味なのでしょう。

さて、初診で受診された方をみていますと。
お仕事をお持ちの方で、仕事にまつわる心理ストレスのため、調子を崩している方を何人もみます。
初診のときに、症状が重く、就労継続が不能の状態である方が非常に多いのです。
そのために、初診の日に「○○の症状のため就労不能」「休職して治療に専念するべき」との診断書を作成発行せねばなりません。

「もっと早い段階で受診していただいていれば・・・。」と残念でなりません。
早い段階であれば、症状もより軽く。より早い治療の開始によって、症状のさらなる悪化も防ぐことができたかもしれません。
そうすれば当然、仕事を休むことも防げたかもしれないでしょう。

しかし、何故、初診の日に病気休職の判断を受けるような、このような事態になってしまうのか。
それは、心療内科・精神科のクリニックが働く人たちに身近に感じられていないから、なのではないでしょうか。

医学医療の世界に「スポーツ医学」という専門領域があります。
特にスポーツ競技をしていてケガの対処や、故障の予防。
さらには、より良い成績をだすための身体能力の強化などを取り扱う領域です。

働く人の世界、特に知的労働や頭脳労働の人たちの世界にも、スポーツ医学と同様のメンタルヘルスの取り組みが必要だと私は考えています。
頭脳労働による心理的ストレスの軽減。
働く人たちの人間関係による困りごとへの対処。
健やかなメンタル状態の維持・向上による、より良い業務パフォーマンスの追求。

スポーツの世界、特にプロ競技やオリンピック競技のようなトップアスリートの世界には、スポーツ医学の知見や専門家が活用されているのに。
プロ職業人の世界、特に頭脳労働者の世界に、なぜ心療内科・精神科の知見や専門家が活用されないのか。
重いうつ状態、重い不眠状態、になってようやく初めて、しぶしぶメンタルクリニックを受診するというのが今の実態です。
このような状態が今の日本の平均的状態なのだと感じています。

より良い業務パフォーマンスを追求するために、自分のメンタルの健康を維持・向上されるべき。
そういった意識の改革が必要なのではないでしょうか。
そうすれば、日頃はセルフケアや、会社の産業医やカウンセラーとの相談も活用することもできますし。
軽微であっても不調の兆しを感じれば、早期受診や早期治療につなげることもできるでしょう。

職業人、就労者、として、自分のこころの健康状態をより良く保つ。より良い状態へ向上させる。
そういった意識へ変えていくことが社会全体としても必要なのではないかと思います。

クリニックの診察医としても、そうしたメンタルヘルス管理の一助になれるよう努めて参りたいと考えています。
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GW連休の合間。今日5/3は快晴。
コロナ感染症の拡大で、外出や行楽はなかなかしにくい情勢ですね。

普段忙しくて時間のとれない方のなかには、連休どうにかお休みをとれた方もいるのではないでしょうか。
春日井駅前メンタルクリニックはこの連休中も診療をしています。
09:00から18:00まで診療しています。受診のご相談はお電話にてお受けしております。

良いお天気ですので、ご近所を軽く散歩するくらいならいいのかもしれません。
密集、密閉、密接の3密しないようにだけ気をつけて。

この機会に身体を休めてリラックスしてお過ごしになってはいかがでしょうか。

世間はゴールデンウィークにはいりました。
4/29木曜から5/5水曜までの大型連休ですね。

しかし、コロナウイルス感染症のために、旅行など外出しにくい状況です。
皆さんどのようにお過ごしでしょうか。

クリニックは普段お仕事でお休みをとりにくい方々のために、この祝日も診療をすることにしました。
そうすると、やはり普段お仕事が忙しくて受診すらできない方が診療を受けに来てくださいました。

忙しくしんどいのを我慢して働いている人が多いことを実感します。
頑張ってお仕事をするのは仕方がない面もあるにせよ、頑張りすぎると体調を崩してしまいます。
メンタル不調などはその代表的なものだと思います。

ゴールデンウィークにお休みをとれた方はゆっくり心と身体を休めるようにしていただきたいと思います。
以下の日程は春日井駅前メンタルクリニックは診療しております。受診のご相談はお電話で。

4/29木曜祝日
5/2日曜
5/3月曜祝日
5/4火曜祝日
5/5水曜祝日

1995年は大きな人生の転換点でした。
当時は、物理学を専攻する大学生でした。理学部物理学科に所属していました。
素粒子理論という理論物理学に興味を持って、物理学や数学を一生懸命に勉強していまいた。
この時点で、医者になろうなどと一度も考えたこともありませんでした。

1995年は大学の学部を卒業し、前年に合格していた大学院へ進学する予定を控えていました。
そんな私が大きな影響をうけた出来事。
それは、阪神大震災が発災したこと。
当時、大阪府内に在住していたのでそれなりに影響をうけました。
発災から1ヶ月ほどの間は、過去にみたことのない光景を目にして、いろいろ考えるようになりました。
「好きなことのために、頭ばかり使うのではなくて。世の中のために手や身体を動かして何かをするべきじゃないか、と。」
そのときには、その「何か」はまだ定まっていませんでしたが。後の行動に影響を与える大きな出来事になったのは間違いないと思います。

当時は、東京で地下鉄サリン事件もあり、落ち着かない年だったように記憶しています。
また、身近なところでは高校時代からの親しい友人が大きな病気を患い、その病気の療養や治療の悩みを聞くことがありました。
これも、後の自分の行動につながるきっかけだったのかもしれません。
いずれにせよ、1995年は、過去に経験ない大きな出来事が短期間の間に幾つか相次いだ1年でした。

このときに考えたことを踏まえ、翌1996年には大阪を離れ、東京の大学院へと進学しました。
振り返れば、1996年に関西を離れてから以降は、首都圏、中部圏と、出身地以外での活動となった転換点でした。

大災害、大きな事件、ひとの生命にかかわる大病。
こうした出来事を相次いで経験した、私にとっての最初の人生の転換点。それが1995年だったように思います。

私はクリニックで診察もしますが、企業や自治体で産業医もしています。同じ医師でも診療をする臨床医と、企業の産業医では、みているポイントや、判断の基準が異なります。

まず臨床医は、目の前の患者さんの日常生活を快適に暮らせるよう診療や治療を行います。家でゆっくり快適に過ごし、それなりに良い健康状態であればいいと考えます。

しかし産業医は就労者として必要な健康状態であるか、十分に業務パフォーマンスを発揮できる健康状態であるかをみています。そのため有給休暇の取得数が多くないか、業務を十分にこなせているかを、勤怠データや上司からの聴き取り情報をもとに判断しています。

おのずと産業医の方が求める健康水準は高いレベルを要求します。

この点を理解した上で、健康管理や治療をしないといけないのが、就労者のメンタルヘルスケアの大事なところです。
そのため、しばしば、主治医と、勤め先の産業医の意見が異なることがあるのです。
当院では、就労者の診療においては産業医の視点も取り入れた診療や治療を心がけています。

昨日も電話で初診のお問い合わせをいただき、当日夜に初診をうけていただきました。ご自宅やお立ち寄り先が近隣ですと、当日に初診を受けていただくこともより容易です。電話0568−85−3705へお問い合わせ下さい。

お電話いただき、予定があえば当日初診を受診していただくことも可能の場合があります。予約がつまっていると空いている時間枠をご案内させていただきます。少しでも早く必要なときに診療をご提供できるよう努めてまいります。
初診のご相談は 0568−85−3705 までお問い合わせ下さい。

今日は日曜日。春日井駅前メンタルクリニックは日曜日も診療しています。初診も受け付けしています。電話0568−85−3705へお問い合わせ下さい。

精神科の診療をしていますと、初めて受診された時に、すでに「就労不能」の状態になっている患者さんをみることがあります。
先日も同日に会社勤めをしている患者さん2名が、初診時に「就労不能」の状態で当院を受診されました。
こうした場合、あまり時間の猶予はありません。すみやかに、「病気休職が必要である」旨の診断書を作成発行せねばなりません。

クリニックで診察医は、診察を行い、診断をつけていく訳ですが。
とにかく、患者さんは、明日の仕事に出勤する気力や体力が無い状態になっているのです。
こうなると、仮に治療が奏功して健康状態が回復するにも一定の期間が必要なので。
明日の仕事をどうするか・・・、という話になってしまうのです。
たいていの場合、患者さんご自身がクリニックを受診した時点で、病気休職するしかないと半ば観念して来院されているようです。

診察医としては、メンタル不調の兆しを感じはじめた早い時点で受診されていれば、と残念でなりません。
我慢に我慢を重ねた結果。もはや、「就労不能」のノックアウト寸前でクリニック受診をされるのですから。
まだ、症状も軽い状態でクリニックを受診して、ご相談いただいていたら、「就労不能」の診断書を書かなくて済んだかもしれないのです。
少なくとも、早い治療介入もできていたでしょうし。
メンタル不調に至った原因をお聞きするなかで、原因を少しでも取り除く取り組みもできたかもしれないのです。

私は、診察や治療を行う臨床医を行いながら、企業や自治体の産業医も行っています。
つまり、会社や役所の中でメンタル不調の社員職員の診察や面談を行っているのです。
そのために、職場の中で、過重労働、長時間労働、高ストレス労働、仕事の重責、心理的圧力、がどういったものであるのか少しは知っているつもりです。
メンタル不調をさらに悪化させないために、職場の産業医や管理者あてに診断書や意見書を書くこともできます。
「就労不能」になる前に、こうした職場あてに診断書や意見書を作成発行して、不調の原因を少しでも軽減する取り組みが大事なのだと思います。
産業医の経験をもとに、メンタル不調者の症状を悪化させないために、職場に対してどういう介入が有効かを考えて対応することができます。

「仕事のことだから相談してもどうにもならない。」
「職場のことだから相談してもどうにもならない。」
そう決め込んでしまわずに、是非、メンタル不調の兆しを感じた早い時点で、クリニックを受診し健康や症状のご相談をしていただきたいと思います。その際には、遠慮なく、仕事のこと、職場のことも、お話して下さい。少しでもお勤めされている方のメンタルヘルスのお役に立ちたいと考えております。

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春日井駅前メンタルクリニックのロゴマークは、ペンローズの三角形、です。
シンプルな三角形です。一見3つの直方体を組み合わせた三角形の立体のようですが、図案のような組み合わせ方は現実の空間の中では不可能なのです。
英国の数理物理学者ロジャー・ペンローズが、その父ライオネル・ペンローズと発表したものと言われています。父ライオネル・ペンローズは精神科・神経科領域の医師でした。

私は物理学科と数学科で学んだあと、社会人を経て、医学部へ進みました。
不思議な幾何学図案に興味をひかれこの三角形をクリニックのロゴマークにしました。

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